中部のフエ市とダナン市を結ぶハイバントンネル内で1日午前8時ごろ、乗客・乗員35人の乗ったバスが走行中に炎上する事故が起きた。乗客と乗員は脱出して全員無事だったが、バスと乗客の荷物は全焼した。
このバスはホイアン観光・運輸合作社の所有するバスで、ホイアン市内のタンフォンタイル社が社員旅行のために借り切っていた。一行は北中部クアンビン省のフォンニャ洞くつに向かうためホイアンを朝7時に出発、乗客33人の半数ほどが女性と子どもだった。
運転手のノンさんによると、バスがハイバントンネルに入った際に車内灯をつけたところ、電気系統がショートして出火したという。バスのドアが開かなくなったため、運転手と乗客は両側の窓ガラスを割って迅速に避難した。約15分後には煙がトンネル中に広がったが、トンネルの消防隊が現場に駆けつけ火は約30分後に消し止められた。