南中部クアンナム省ノンソン郡クエチュン村で13日、4カ月前にトゥーボン川で漁をしているとき水中に転落し行方不明になっていた男性の遺体が、腐敗のない状態で川に浮いているのが発見された。
この男性は同村在住の漁師ゴー・チャウ・カーさんで、今年1月上旬、息子のチュンさんとトゥーボン川に漁に出たとき、豪雨と強風で船が転覆、チュンさんは川辺に打ち上げられて一命をとりとめたが、カーさんは行方不明になってしまった。その後、チュンさんはダイバーを雇ってカーさんの行方を探したが発見できなかった。
しかし大雨が続き川の水量が増した今月13日、村人が水面を流れているカーさんの遺体を発見した。カーさんの遺体は腐敗も見られず、レインコートを身に付けたままで腕時計も動き続けていたという。クエチュン村の高齢者は、低温の水の中で砂に埋もれていたため、腐敗が進まなかったのではないかと話している。
2008/5/22 16:12 JST 「低音」を「低温」に訂正しました。