中部高原地方ダクラク省バンメトート市警察は2月27日、自宅の庭でゾウの死体から肉をはいで骨を取っていたブー・タイン・ティエムら2人を逮捕した。
ティエム容疑者の供述によると、このゾウの死体は同省司法局の幹部職員で実弟のブー・タイン・トゥエから前日に預かったもので、そのままにしておくと悪臭がするので肉をはいでいたという。押収された骨の重量は231キログラムに上った。これらの骨は軟こうの原料として利用される予定だった。
取り調べに対し弟のトゥエ容疑者は、このゾウは東南部ビンフオック省を興行中のサーカス団のものだが急死したため、サーカスの団長から頼まれて1000万ドン(約7万円)で買ったと話している。しかし、同容疑者はこのゾウに関する合法的な書類を所持していなかった。