北中部ハティン省の省都ハティン市の国道1A号線上で5日午前、幼児2人を連れた40歳ぐらいの女性が何度も車に飛び込もうとして交通を混乱させ、1時間以上の渋滞が起きる騒ぎとなった。
付近の住民の話では、この女は4日午後に南部から北部に向かうバスで子供2人と共に現地に到着し、やつれ切った様子を見せていたという。5日朝になって、この女は大声で泣きわめきながら子供2人を抱いて走行中のトラックに飛び込んだという。幸いにもトラック運転手のとっさの判断により事故は免れたが、この女はその後も周囲の制止を振り切って何度も車に飛び込もうとしたため、手足を縛られ警察に通報された。
警察の調べにより、この女は中部高原地方ダクノン省在住のホアン・ティ・Aと判明したが、Aは自殺に至る原因については話そうとせず、死なせてくれと繰り返すばかりだという。現在、Aと2人の子供の身柄はハティン省警察に保護されている。警察はAと夫との間にトラブルがあったと見て詳しい捜査を行なっている。