ベトナム最南端のカマウ省で、向かい合う2軒の店の間でトラブルが発生し、裁判ざたとなる騒ぎが起こっている。この事件の当事者は、共に同省ウーミン郡のカインホイ市場で商いを営むチュオン・ミン・ズンさん夫婦とヴォー・バン・ルオンさん夫婦。両夫婦の間では長年にわたって、客の取り合いをめぐるいざこざが続いていた。
こうした中、年末の買い物客がピークを迎えた昨年12月26日、ズオンさんが客のためにかがみ込んで商品を取り出している際、商売敵であるルオンさんの妻のトゥーさんが突然やって来てズオンさんの頭に女物の下着をかぶせるという奇行に及んだ。この行為に対して、ズオンさんは大勢の客の前で恥をかかされたとして地元警察にトゥーさんを捕まえるよう訴えた。
ところが、警察は事件性がないとしてこの訴えを却下、ズオンさんはこれを不服としてウーミン郡人民検察院にトゥーさんに対する損害賠償請求を起こした。地元カマウ省弁護士会所属の弁護士は、トゥーさんの行為は名誉棄損に当たるとしている。