5日午後6時半ごろ、ホーチミン市タンソニャット空港からハノイへ向けて離陸準備をしていたベトナム航空740便の機内で、酒に酔った60歳前後の乗客2人が、「スーツケースの中に時限爆弾を隠し持っており、他の乗客の手荷物にも爆弾を仕掛けた」と客室乗務員に告げて騒ぎ出した。
乗務員から報告を受けた機長はすぐに離陸を中止し、空港保安機関に連絡した。同機関と公安は2人の身柄を拘束し、全ての乗客を降ろして手荷物と機内の再検査を行ったが、結局、単なる酔っ払いの狂言で、爆発物は発見されなかった。 乗客230人は同日22時になって他機に移され、目的地のハノイに向け出発した。