国家自然科学テクノロジーセンターの元職員であるファム・ディン・ティ博士一家が販売している「魔法のウコン」は、どんな難病もたちまち治ると、ハノイで噂が持ちきりの健康食品だ。ところが21日、このティ博士の自宅兼生産工場が公安による家宅捜索を受けた。公安当局によると、家宅捜索の理由は、2001年からティ博士は同製品の生産、販売、広告を、一家総出で行っていたにもかかわらず、関連機関の許可を得ていなかったことだという。
ティ博士の「魔法のウコン」の粉はウコンの根から摘出したクルクミンや、ブドウ糖、ビタミンC、D6、生姜の成分が含まれており、100グラムあたり20万ドン(約1470円)で売られていた。これはベトナムの生活水準からするとかなりの高級品。そもそもウコンの原価は1個数百ドン(約3~5円程度)に過ぎないが、博士のウコンの粉はアメリカから輸入されたウコンの粉よりも高値だという。ウコンには実際に、体の代謝促進、肝臓機能の回復、腸の活性化などの効用がある。