ハノイの北東約150キロにあるランソン市でちょっとした噂が騒ぎを呼んでいる。同市にある観光名所、タムタイン洞窟などの歴史遺跡群の一角にある、マク朝期の古城跡で、旧暦の1月11日(新暦2月8日)、修復作業を行っていた作業員数人が、仏像そっくりの形をした岩の塊を発見したことから、「来世仏」ではないかと、いう噂が広がっている。
この噂は瞬く間に広がり、現場では多くの人々が参拝に訪れ、線香を上げたり拝んだりする姿が絶えない。専門家によると、発見された岩の塊はとても美しい石英岩で、現在、ランソン省当局は、岩を傷つけないよう警備要員を配置、これ以上、噂が1人歩きしないよう説明にあたっている。