クアンビン省はベトナム北中部、フエ市の北約150kmに位置し、世界遺産であるフォンニャケバン洞窟や、かつて南北ベトナムの国境だったDMZ(非武装地帯)跡がある省として有名である。この省の観光マップ「Quang Binh visitor map」が今回、同省文化通信局調査団によって1927部回収される事態となった。
この観光マップはクアンビン省国営旅行会社により2000部発行されたが、人名や固有名詞の誤りやタイプミス、観光名所の位置が正しく表示されていないなどの多くのミスが発見され、今回の回収に到った。
数々の誤りの中には、ベトナム戦争の大英雄ヴォー・グエン・ザップ将軍を「ヴォー・ヴァン・ザップ」と表記したり、外国人のベトナム語初級者でも知っている「空港」という意味のベトナム語San BayがSay Bayとなっていたりと、同省が流通を許容できるレベルを超えていた模様だ。