最近インターネット上でシャワー室、更衣室、トイレなどでの盗撮映像が公開され社会問題となっている。今月16日には、ハノイ市内の大学で携帯電話のムービー機能を使い、女子トイレの盗撮を行なっていた土木作業員の男が逮捕された。警察の取り調べによると、この男から押収した携帯電話には、同様の盗撮映像が20本保存されていたという。
しかしここで困ったことは、ベトナムにはまだ盗撮自体を取締る法律がないことである。結局警察は公共秩序違反として12万5,000ドン(約8米ドル)の罰金を科して男を釈放した。しかし、このような違法行為に対してわずかな罰金刑では軽すぎると世論は反発しており、今後このような盗撮行為を厳正に処罰する法律の成立が急がれている。