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ITアウトソーシング事業を手掛けるパークウェイ株式会社(東京都杉並区)は、ベトナムでICカードを用いた医療情報管理システムを導入した。ベトナムにおける医療機関へのICカード導入は初めて。
同社はベトナムの医療機関や献血イベントで、ソニー株式会社(東京都港区)が開発した非接触型ICカード技術「フェリカ(FeliCa)」による献血カード3000枚を無料で配布した。
IC献血カードは、パークウェイとベトナム郵便通信グループ(VNPT)の子会社が共同開発したもので、ベトナム最大の血液に関する医療・研究機関である血液学・輸血研究所で1000枚、7月下旬にハノイ市で開かれた1万人規模の献血イベントで2000枚を配布。今後、全ての献血カードをICカードに切り替えていき、ベトナム全土への普及を目指す計画だ。
IC献血カードには、これまで手作業で記録・管理されていた個人情報や献血履歴、病院での検査履歴などを記録する。将来的には電子マネーやポイントカードの機能も搭載する予定。