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新日鐵住金グループ傘下でプレキャストコンクリート製品製造を手掛けるジオスター株式会社(東京都文京区)は、ベトナムの大手コンクリート二次製品メーカーである第6コンクリート(Beton6)に対する技術供与を開始した。
両社は4月18日、地下鉄建設などで今後の需要増が見込まれるシールドトンネル用RCセグメントに関して、技術供与契約を締結している。同契約に基づき、ジオスターは自社のRCセグメント製造技術・品質管理手法を体系的に取りまとめた技術移転資料を第6コンクリートに貸与すると共に、日本と同水準のRCセグメント製造技術を確立するための支援を実施していく。
その第1ステップとして、今秋にも日本のジオスター工場に第6コンクリートの技術者チームを受け入れ、技術指導を実施する計画だ。第6コンクリートが日本企業と提携するのは今回が初めて。同社は、日本からの技術導入で、大型案件の獲得に繋がることを期待している。
なお、ジオスターは、ベトナムにおけるシールドトンネル分野の需要に対応するため、2012年7月にホーチミン市郊外にある276メカニカル&コンストラクション(276 Mechanical and Construction=276MC)と提携し、スティールセグメントの生産拠点を確保している。