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- チン首相が欧州3か国歴訪を開始
- 最初の訪問先ポーランドで首脳会談
- スイスではWEFの年次総会に出席
欧州3か国の歴訪を開始したファム・ミン・チン首相は16日、ポーランドのドナルド・トゥスク首相と会談した。両国は今年、外交関係樹立75周年(1950年2月4日~2025年2月4日)を迎える。
両首相は会談で、両国関係を強化するための主要な方向性と具体策について議論。政治的信頼を高め、ハイレベルや人的交流を含むあらゆるレベルの訪問・交流を増やし、早期に戦略的パートナーシップを構築することで一致した。
双方はまた、両国経済間の接続性を高め、年間貿易額を早期に50億USD(約7800億円)に増やすことを目指すとした。このほか、国防・安全保障と教育訓練、特にデジタル変革やグリーン変革、循環経済、半導体チップ製造に関する人材育成で協力していく方針。
トゥスク首相は、ベトナムEU投資保護協定(EVIPA)を早期批准し、違法・無報告・無規制漁業(IUU漁業)規制に違反するとして欧州連合(EU)が2017年からベトナムに出している警告措置(イエローカード)を早期解除することをEUに働きかけると述べた。
チン首相は同日、同国のアンジェイ・ドゥダ大統領とも会見し、ベトナムが外交政策において中央・東ヨーロッパ地域の伝統的友好国との関係を常に重視し、中でもポーランドとの関係を優先していると強調した。
なお、チン首相は今回のヨーロッパ歴訪で、ポーランド、チェコ、スイスを訪問。スイス・ダボスでは世界経済フォーラム(WEF)年次総会に出席する。