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オーストラリア南オーストラリア州のジェイ・ウェザリル首相は26日、ベトナム難民出身のレ・バン・ヒエウ氏(60歳)を第35代州総督に指名した。アジア系移民出身者が州総督に就任するのはこれが初めて。
ヒエウ氏は、北中部クアンチ省出身、1954年生まれ。1977年に難民としてオーストラリアに渡った。2007年から同州の副総督を務めており、ケビン・スカース現総督の後任として9月に総督に就任する予定。
ヒエウ氏は、「36年前、この国に来たとき、カバン一つで逃れてきた一難民に過ぎなかった。その私が総督に指名されたというのは非常に意味があり、また光栄なことだ」とコメントした。