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ハノイ市で5日、南シナ海の領有権をめぐって対立する中国に抗議するデモが発生し、参加者のうち数十人が逮捕された。反中デモの発生は先月以降4回目だが、逮捕者が出たのは初めて。
共産党一党支配下のベトナムでは、一切のデモ活動が禁止されているが、警察当局はこれまでデモを黙認してきた。しかし、今回は大量の警官隊を動員し、即座にデモ隊の解散を命令。これに反発した数十人を逮捕し、バスに乗せて連行した。
今年6月には、中国が一方的に南シナ海の南沙、西沙、中沙に「三沙市」を設立するなど、ベトナム国民の間で反中感情が高まっている。