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- 工業設計技術サービス事業手掛ける子会社
- 資本金約1.27億円、アビストが100%出資
- 現地メーカーからの直接受注を推進
デジタルソリューション開発を手掛ける株式会社アビスト(東京都三鷹市)は、優秀なエンジニア人材の確保と、オフショア開発の活用および現地メーカーからの直接受注による事業拡大を目的として、子会社をハノイ市に設立し、4月1日より事業を開始する。
新会社「ベトナム・アビスト(VIETNAM ABIST)」では、工業設計技術サービス事業(受託・請負)を行う。資本金は218億4930万VND(約1億2700万円)で、アビストが100%出資している。
アビストは2019年3月より、ベトナムのIT・ソフトウェア大手のリッケイソフト(Rikkeisoft、ハノイ市)との業務提携を開始し、現地で設計開発エンジニアの教育を行いながら、オフショア開発の実績を積み重ねてきた。
また、2022年12月に策定した中期経営計画では「オフショア開発を含めたグローバル展開」を戦略の柱の一つとして掲げ、新会社設立について検討を進めてきた。
今回の新会社の設立により、オフショア開発を活用してアビストの技術サービスを支える人材を確保するとともに、現地メーカーからの直接受注を推進し、市場開拓の拡大を図る。
さらに、日本国内の設計コスト削減に加え、受託業務の一部(構造検討、モデリング、図面作成など)を海外に移すことで生まれるリソースを活用し、高付加価値案件への対応力を強化していく。これにより、技術力の向上と事業の拡大を目指す。