(C) JR西日本 写真の拡大. |
- 共同研究推進や学生のキャリア支援が目的
- 海外教育機関との連携はJR西日本として初
- 人財の確保見据え産学連携の可能性探る
西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本、大阪府大阪市)は10日、ハノイ工科大学(HUST)との間で、IT・人工知能(AI)技術に関する共同研究の推進や学生へのキャリア支援を目的として、協力覚書を締結した。学生のキャリア支援を含む海外教育機関との連携は、JR西日本として初めてとなる。
これにより、持続的なIT・AI人財の確保を見据え、国を越えた産学連携の可能性を探るべく、協力を進める。
海外へ多くの学生を輩出し、日本企業への就職支援プログラムも展開するハノイ工科大学に対し、共同研究などによるJR西日本の鉄道事業課題解決を通じて、日本企業における海外人財育成と活躍に向けた知見獲得、基盤整備について連携していく。
覚書の内容は、◇課題解決に向けた技術連携および技術交流、◇共同研究の実施および研究学会などでの成果報告、◇学生向けキャリア支援プログラムとなっている。
今後は、覚書に基づく共同研究やインターンシッププログラムの推進および定期的な技術交流会の実施など、連携の具体化を予定している。