社団法人日本原子力産業協会(原産協会、JAIF)は6日、ベトナム政府からの認可を受けハノイ市に「JAIFベトナム連絡事務所」を3月25日付けで開設したと発表した。
JAIFは2000年にベトナム原子力委員会(2009年にベトナム原子力機構(VAEI)に改称)との間で協力覚書を締結して以来、要人の受け入れ、専門家派遣、人材育成などの基盤整備に関する協力を実施してきた。今回の連絡事務所開設は、ベトナムの原子力発電導入に関する動向を把握し、日本の原子力関連情報の発信力を強化することを狙いとしている。
ベトナムは2カ所に各2基の原発建設を計画しているが、第1期分の原発2基の建設はロシアの受注が確実視されている。