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ベトナム労働総連盟は、年間の祝日について現行の10日に少なくとも3日追加し、計13日以上とすることを労働法改正案に盛り込むよう国会に提案する方針だ。
ベトナム労働総連盟は、祝日の追加に関して以下の2つの案を提示している。
第1案:建国記念日に伴う祝日を9月2日から5日までとし、4日追加する(現行では9月2日のみ)。
第2案:新暦正月に伴う祝日を1月1日から3日までとし(現行では1月1日のみ)、さらに6月28日の「ベトナム家族の日」を新たな祝日として、計3日追加する。
第1案についてベトナム労働総連盟は、建国記念日(9月2日)と新年度の始業式(9月5日)が近く、始業式に伴い9月5日は多くの保護者が休みをとるため、2日から5日までを祝日とすることで利便性を高めるとしている。
ベトナム労働総連盟は、ベトナムの現行の祝日が年間で計10日と周辺諸国よりも少ない一方、労働時間は最長1日8時間、1週間48時間と世界でも高い水準にあるとした上で、祝日を追加することで従業員が休息をとり、家族と過ごす時間を増やすことができると説明している。
これに先立ち、労働傷病兵社会省は新暦7月27日を「功労感謝の日」として年間祝日に加えることを提案したが、国会で同意が得られず同提案は取り下げられた。
なお、周辺諸国の祝日の年間日数は、◇カンボジア:28日、◇インドネシア、タイ:16日、◇ブルネイ:15日、◇ミャンマー:14日、◇マレーシア:12日、◇フィリピン:12日、シンガポール:11日などとなっている。日本は年間16日(2019年は17日)。