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サイゴン水道総公社(サワコ)は8日、ホーチミン市人民評議会との会合で水道システム投資に向けた資金を確保すべく、水道料金を引き上げる計画を明らかにし、これを承認するよう市当局に働きかけた。9日付ベトストックが報じた。
需要に十分対応するには2025年までに25億ドル(約2430億円)の投資が必要となるが、国家予算から拠出される資金と自己資金を合わせても不足しているため、投資計画は期待通りに進捗していないという。
サワコのチャン・ディン・フー社長は、「2013年だけでも2兆9000億ドン(約133億円)の資金が必要となっているが、国家予算から拠出される資金は1000億ドン(約4億6000万円)に過ぎず、自己資金から確保できる金額も2兆ドン(約92億円)程度であるため、残りの8000億ドン(約36億7000万円)は外部から借り入れなければならない」と語った。
なお、現在の1か月の水道使用量は、月間使用量が4立方メートル未満の場合1立方メートルあたり5300ドン(約24円)で、使用量が増えるほど1立方メートルあたりの料金が高くなる仕組みになっているが、サワコ責任者によると最低料金を1立方メートルあたり8000ドン(約37円)に引き上げる必要があるとしている。