読者からの連絡により、最近ホーチミン市郊外を中心に公安省職員を装ったグループが詐欺まがいの行為を行なっていることが分かった。
同市ホックモン郡タンヒエップ地区在住の女性Lさんによると、3月29日朝Lさん宅に公安省の幹部だと名乗る4人組(中年男性2人と青年2人)がやって来たという。この4人組はLさんに歌謡ショーのチラシを見せると、警察設立記念日を祝うこのショーのチケット(1枚8万ドン<約500円>)を買うよう求めた。所属機関からの紹介状がないことや地元当局の関係者が同行していないことを不審に思ったLさんが問い正すと、言葉を濁して立ち去ったという。Lさんはその日の午後にも、同じ4人組がクチ郡の複数の会社で歌謡ショーのチケットを売り付けているのを目撃したと話している。
この問題について公安省は、職員が一般市民に歌謡ショーのチケットを売りつけるようなことは決してないので注意するよう呼び掛けている。