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- 3月15日(土)から5月11日(日)まで開催
- 「戦争」に焦点を当てた作品約140点展示
- 北ベトナム取材中に地雷踏み40歳で死去
20世紀が生んだ偉大な写真家の一人であるロバート・キャパの展覧会「ロバート・キャパ 戦争」が、3月15日(土)から5月11日(日)まで東京都写真美術館(東京都目黒区三田1-13-3恵比寿ガーデンプレイス内)地下1階展示室で開催される。
同展覧会では、東京富士美術館(東京都八王子市)が所蔵する約1000点のコレクション・プリントから、「戦争」に焦点を当てた作品約140点を厳選して展示する。
構成は、◇ジャーナリストを目指す、◇スペイン内戦、◇日中戦争、◇第二次世界大戦、◇イスラエル建国、◇終焉の地−インドシナ半島の6つに分かれている。
作品の中には、1954年5月25日に仏領インドシナ(現ベトナム)でキャパが地雷を踏んで死去する直前に撮影した1枚も含まれる。
ロバート・キャパ(本名:アンドレ・フリードマン)は、1913年にハンガリーのブダペストで⽣まれた。報道写真家として1930年代から死去までの20年余りの間に世界各地の戦場を駆け巡り、臨場感あふれる作品を数多く残した。
特に、スペイン内戦での「崩れ落ちる兵⼠」や、ノルマンディー上陸作戦に同⾏して撮影した「Dデー」は報道写真の歴史に残る傑作となっている。1954年4月には写真雑誌「カメラ毎日」の創刊記念で訪日し、その直後に第⼀次インドシナ戦争の取材でベトナム民主共和国(北ベトナム)に向かった。
1954年5月25日、北部紅河デルタ地方ナムディン省を出発して同タイビン省のフランス軍陣地に到着し、フランス軍の作戦を取材していたところ、撮影中に地雷に触れ、40年の⽣涯を閉じた。
東京都写真美術館の休館日は毎週月曜日(5月5日(月)は開館、5月7日(水)は休館)、開館時間は10時から18時まで(木・金曜日は20時まで、入館は閉館の30分前まで)。詳細は東京都写真美術館のウェブサイトまたは主催のクレヴィスのウェブサイトを参照。