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一般財団法人三谷文化芸術保護情報発信事業財団(石川県金沢市)は、日越外交関係樹立50周年記念事業として、金沢21世紀美術館で4月28日(金)から5月19日(金)まで、ベトナムを代表する絹絵画家のグエン・ファン・チャン(グエン・ファン・チャイン=Nguyen Phan Chanh)の絵画保存修復プロジェクト展「愛を語る人−画家のまなざしをつなぐ人々の物語−」を開催する。
同展では、十余年にわたる絵画保存修復プロジェクトによって蘇らせることができた、グエン・ファン・チャインの作品16点と、絵画保存修復のドキュメンタリー映像や修復道具、資料を一堂に紹介する。
グエン・ファン・チャイン(1892年7月21日~1984年11月12日)は、生涯をかけてベトナム近代絹絵を確立した、ベトナムを代表する画家。他国からの支配、抵抗、独立にいたるまでの長く困難な時代を生きた彼は、無邪気に遊ぶ子どもの姿や働く女性の姿にヒューマニティにあふれたまなざしを注ぎ、日常の尊さを生涯にわたって描き続けた。
同展では作品の展示のほか、絵画保存修復のドキュメンタリー映像の上映や、クロストークショー、絵画保存修復プロジェクトの記録映画である「記憶を繋ぐ人々」(2017年)の上映など、各種催しが予定されている。
なお、月曜休館日、5月14日(日)は臨時休館日。開場時間は10時から18時まで。入場無料。詳細は三谷文化芸術保護情報発信事業財団のウェブサイトを参照。