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2006年にドイツのハンブルクで結成された女性3人による三重奏団「ブーランジェ・トリオ(Boulanger Trio)」が、ホーチミン市1区のホーチミン市音楽院(Conservatory of Ho Chi Minh City、112 Nguyen Du St., Dist.1, Ho Chi Minh City)で1週間にわたり専門指導を行っている。
これは、7月6日から13日にかけて開催されている夏の音楽祭「サイゴン・チェンバー・ミュージック2019(Saigon Chamber Music 2019)」の一環。今年で5年目を迎える同イベントは、ホーチミン市音楽院の音楽技能育成センターとホーチミン市ゲーテ研究所の協力により開催されているもの。
ブーランジェ・トリオは、カーラ・ハルテンヴァンガー(ピアノ)、ビルギト・エルツ(バイオリン)、イローナ・キント(チェロ)の3人から成る。結成翌年の2007年にはノルウェーの第4回トロンハイム国際室内楽コンクールで優勝、2008年にはラウヘ賞を授与された実力派女性ピアノ三重奏団として知られている。
今回のイベントでブーランジェ・トリオは、初日にオープニングで演奏したほか、開催期間中にサイゴン・チェンバー・ミュージックの若手メンバーに対して専門指導を行っている。
同市音楽院によると、今年は2~6種類の楽器で構成されるアンサンブルを11グループ作り、学生1人につき2グループ以上に参加して、多くの仲間とともに古典派からロマン派、現代音楽まで様々なスタイルの音楽を学んでいる。
最終日の7月13日(土)19時から、各グループがブーランジェ・トリオの指導を受けて練習した成果を発表する演奏会が開かれる。