10月25日から東京で開催されていた「第31回東京国際映画祭(TIFF)」が、3日に閉幕した。
今回のTIFFでは2018年公開のベトナム映画2本が上映され、「ソン・ランの響き(原題:Song Lang)」で主演をつとめたベトナム人俳優のリエン・ビン・ファット(Lien Binh Phat)が、輝きを放った若手キャストを表彰する「東京ジェムストーン賞」を受賞した。2日に東京・EXシアター六本木でアウォード・セレモニーが行われた。
今回のTIFFで上映されたベトナム映画は、「ソン・ランの響き」と「輝ける日々に(『サニー』ベトナム版)(原題:Thang nam ruc ro)」の2本。「ソン・ランの響き」は「アジアの未来」部門で、「輝ける日々に(『サニー』ベトナム版)」は「国際交流基金アジアセンターpresents CROSSCUT ASIA #05ラララ東南アジア」部門で上映された。
同2作品の上映に合わせて、「ソン・ランの響き」のレオン・クアン・レ(Leon Quang Le)監督とリエン・ビン・ファット、また「輝ける日々に (『サニー』ベトナム版)」のグエン・クアン・ズン(Nguyen Quang Dung)監督、女優のホン・アイン(Hong Anh)、プロデューサーのブー・クイン・ハー(Vu Quynh Ha)が訪日し、ゲストとして登壇した。
「輝ける日々に(『サニー』ベトナム版)」は、2011年公開の韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」のベトナム版リメイクで、8月には「SUNNY 強い気持ち・強い愛」として日本版リメイクが公開されたばかり。
また、「ソン・ランの響き」は、ベトナム南部の伝統歌劇「カイルオン(cai luong)」をテーマとした作品となっている。