(C) vov, ケイティ・グエン(中央) |
南中部沿岸地方ダナン市のチュンブオン劇場で28日、第20回ベトナム映画祭の閉幕式が開催された。ベトナム映画祭は11月24日から28日まで開かれ、開幕式と閉幕式はベトナム国営テレビ(VTV)のVTV1とVTV2チャンネルで生中継された。
今回の映画祭の映画部門では、レ・タイン・ソン(Le Thanh Son)監督が手掛けた今年4月公開のラブコメディ映画「Em chua 18(英題:Jailbait)」が「ゴールデンロータス賞(Bong Sen Vang)」に輝いた。また、同作品でヒロインを演じたケイティ・グエン(Kaity Nguyen)は最優秀主演女優賞を受賞した。
「Em chua 18」は、公開日から16日間で約200万人を動員し、興行収入は約1500億VND(約7億4000万円)を突破した。
今回は「ゴールデンロータス賞」などの既存の各賞に加えて、東南アジア諸国の優秀な映画や監督、俳優を表彰する「ASEAN映画賞(Film ASEAN)」も初めて設けられた。「ASEAN映画賞」には、シンガポールの映画作品「Yellow Bird」が選ばれた。
ベトナム映画祭は文化スポーツ観光省と同省傘下の映画局が2年に1回開催するもの。1970年に第1回が開かれ、2017年で20回目を迎えた。次回の第21回は2019年に東南部地方バリア・ブンタウ省で開催される。