ニューヨークのコンサートホールで12日夜、ベトナム人女性ピアニストのグエン・トゥイ・クィンさんが演奏を披露した。1976年に音楽家の家系に生まれたクィンさんは、4歳でピアノを弾き始め9歳でリサイタルデビューした。その後、奨学金を得てモスクワのグネーシン音楽学校、ニューヨークのジュリアード音楽院で学び、現在は演奏家として公演する他、大学の講師も務めている。
「未来の若きピアニスト19人の中の1人」、「音を意のままにあやつり、詩的で繊細な演奏をする真のピアニスト」と、クィンさんはアメリカのメディアでも高く評価されている。また、ピアニストとしてヨーロッパ各国の音楽プログラムに参加し、アメリカの交響楽団のコンサートでピアノ独奏をするなど、世界を舞台に活躍している。
クィンさんは来年中にもベトナムでコンサートツアーを行い、障害児に音楽を教えるプログラムに参加する予定だ。