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- ESG複合施設「ハウス・ダラット」着工
- ダラット市中心部の一等地、用地面積5ha
- 27年に「インターコンチネンタル」開業
南中部高原地方ラムドン省ダラット市で19日、ベトナム初のESG(環境・社会・ガバナンス)複合施設となる不動産案件「ハウス・ダラット(Haus Da Lat)」が着工された。
同案件はザ・ワン・デスティネーション(The One Destination)が投資主を務める。新たな住空間の象徴となり、ダラット市を国際的な観光およびESG不動産市場における重要な拠点として位置付けることが期待されている。
同案件は、ダラット市中心部の一等地に位置し、スアンフオン(Xuan Huong)湖を望む5haの用地に建設される。大規模な松林保全エリアを含み、ESG基準に基づいて開発が進められる。
計画によると、複合施設内の公園は4~6月に、展示エリア、プライベートクラブ、ステージ、噴水は7~9月に開業し、7~9月にはモデルハウスも公開される。マンションは2027年1~3月期に引き渡され、同年中に5つ星リゾート「インターコンチネンタル(InterContinental)」が開業する予定だ。
着工式に出席した同省人民委員会のチャン・ホン・タイ主席は、「ハウス・ダラットは、文化・観光・都市が融合した複合施設として、環境に配慮しつつ自然景観と調和する、新たな観光拠点となることが期待される」と述べた。
なお、同案件の設計・運営に参画する世界的に著名な企業として、◇建築デザイン:隈研吾建築都市設計事務所(KKAA)、◇照明設計:アイソメトリックス・ライティング・デザイン(Isometrix Lighting Design)、◇居住空間デザイン:1508ロンドン(1508 London)」などが挙げられる。