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- 政府が25年GDP成長率8~10%目指す
- 国会の目標6.5~7.0%を上回る設定
- 45年までに高所得国の仲間入りへ
ベトナム政府は、2025年の国内総生産(GDP)成長率を国会目標の+6.5~7.0%を上回る+8.0~10%とする方針を明らかにした。
+8.0%以上のGDP成長の目標達成に向けて、体系的な法制度の整備やマクロ経済安定化、国営企業の経営効率化、戦略的インフラの開発などを推進していく。
戦略的インフラの開発について、2025年末までに高速道路の総延長を3000kmに、沿岸沿い道路の総延長を1000km以上にそれぞれ増やすほか、東南部地方ドンナイ省で建設中のロンタイン国際空港を概ね完成させる。
また、デジタルインフラ、研究開発(R&D)インフラ、海底光ケーブルの増設、第5世代移動通信(5G)サービスの拡大、第6世代移動通信(6G)システムの研究を推進し、南北高速鉄道および中国までを結ぶ各鉄道路線、ハノイ市とホーチミン市の2大都市の都市鉄道(メトロ)向け投資を行う。
ベトナムは2030年までに上位中所得国となり、2045年までに高所得国となることを目指している。この目標を達成するには、ベトナムは10年以上にわたり年平均+10%の高成長を維持する必要がある。