(C) vietnamnet |
- 初日12時間に10編成動員、計177本運行
- 2日目は200本運行、3万8751人が利用
- メトロ2号線第1期案件の加速に期待
国内初の地下鉄として22日に開通したホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)は、初日の利用者数が予定の5.5倍に当たる15万人に達した。市は運行開始の午前10時から午後10時までの12時間に10編成を動員し、計177本を運行した。
これは、同市メトロ管理委員会(MAUR)が23日午後に同市メトロ1号線有限会社(HURC1)と協力して開いた記者会見で明らかにしたもの。
23日は、午前5時の始発から終電まで200本を運行し、体験や通勤・通学、観光などの目的で3万8751人が利用した。1本あたりの利用者数は193人だった。
メトロ1号線は22日に正式に運行を開始したが、工事のうち未完成の一部項目については関連機関が引き続き作業を進めている。正月などの祝日に利用者数が増加するとの予想から、HURC1は需要に応じて運行本数を増やすことを提案した。
メトロ1号線は全長19.7kmで、14駅(うち地下3駅、高架11駅)を設置している。17編成(3両編成、計51両)を運行し、930人(座席147人、立席783人)を運ぶことが可能だ。
設計最高速度は高架が時速110km、地下が時速80km。運行開始から最初の6か月間は午前5時から午後10時まで運行間隔8~12分で運行する。6か月目以降の運行時間は午前5時から午後11時30分までで、運行間隔は5~15分となる。
メトロ1号線の開通により、今年2月に着工したメトロ2号線の第1期(ベンタイン~タムルオン間)プロジェクトの加速が期待されている。メトロ2号線の第1期は全長11.0km(うち地下区間9.1km)で、地下9駅、高架1駅を設置する。土地収用は最終段階にあり、一部パッケージの工事が先行して始まっている。2030年に工事が完了する見込みだ。