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- ダナンハイテクパークで工場稼働開始
- ボーイング機の各種部品の組立・製造
- 生産能力向上や雇用創出などに貢献
韓国のKPエアロ・インダストリーズ(KP Aero Industries)はこのほど、南中部沿岸地方ダナン市のダナンハイテクパークに建設した航空機部品工場「KPビナ(KP Vina)」の稼働を開始した。
同社は今年初めに、ダナン市工業団地・ハイテクパーク管理委員会(DHPIZA)から同案件の投資登録証明書を取得した。
工場は、ボーイングB787型機やボーイングB737MAX型機に用いられる補助動力装置ドア(APU Door)、主翼ボックス(Wingbox)、ウイングレット(Winglet)、フラップなどの航空機部品の組立・製造を行う。投資総額は2000万USD(約31億円)。
同市人民委員会のチャン・チー・クオン副主席は落成式で、同工場はダナン市のハイテク産業開発戦略における主要プロジェクトの一つだと評価し、航空機部品の生産能力を向上させるほか、雇用創出や裾野産業の発展促進、労働者のスキル向上にも貢献すると期待を寄せた。
KPビナは、米ユニバーサル・アロイ・コーポレーション(Universal Alloy Corporation)の航空機部品工場案件に続き、ダナンハイテクパークで2件目の航空宇宙関連プロジェクトとなった。