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- 35年までに7路線355kmを建設
- 45年までに3路線155kmを建設
- 当初より15年早い目標達成を目指す
ホーチミン市人民委員会は、10日に開かれた同市人民評議会第20期第10回会議で、「2045年までを視野に入れた2030年までの鉄道輸送開発の方向性に関するベトナム共産党政治局の結論第49号-KL/TW」に基づく、同市都市鉄道(メトロ)システム開発計画を提案した。
計画によると、2035年までにメトロ7路線の計355kmの建設を完了させる。投資総額は約402億USD(約6兆2000億円)となる見込み。市民の移動需要の40~50%に応えることを目指す。原資は28.1%を市予算、20.7%を国家予算、残りを地方債発行や借入などで賄う。その後、2045年までにメトロ3路線の計155kmを建設。これにより移動需要の50~60%を満たす。
2045年までに計10路線の計510kmを完成させる予定。同市は2060年までに総延長を510kmにする予定だったが、今回の計画では、当初よりも15年早い目標達成を目指している。
なお、同市メトロ1号線(ベンタイン~スオイティエン間)は12月22日に商業運行を開始する。メトロ1号線は投資総額43兆7570億VND(約2600億円)で、うち87%は日本の政府開発援助(ODA)を利用し、残りは市予算で賄っている。