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- 全土で最新の空港ラウンジを共同開発
- サービス向上、新たな顧客体験提供
- ラウンジによる非航空収益の増加も期待
タンソンニャット空港サービス[SAS](SASCO)と、空港ラウンジサービスを提供するエアポート・ディメンションズ(Airport Dimensions)は、ベトナム全土で最新の空港ラウンジを共同開発する。
両社は6日、世界最大級の航空リテールフォーラム「トリニティ・フォーラム2024(The Trinity Forum 2024)」で、長期的な戦略的パートナーシップ契約を締結したことを発表した。
ベトナム全土に最新の空港ラウンジシステムを共同開発し、利用者に対するサービス向上を図る。エアポート・ディメンションズの国際的な運営経験と、SASCOの国内市場への深い理解を融合して、新たな顧客体験を提供する。
国際航空運送協会(IATA)は、ベトナムは2035年までに航空旅客が年間1億5000万人に拡大し、世界で最も急成長する航空市場の1つに入ると予想している。ベトナムが地域の航空業界の中心地になる大きなチャンスであり、同時に、快適で便利な空港ラウンジシステムを通じた非航空収益の増加も期待される。
エアポート・ディメンションズは現在、ドバイ、香港、ロンドン、ニューヨークなどの主要空港で66余りの高級ラウンジを運営している。
一方でSASCOは、ベトナムの航空サービス業界で31年余りの経験を有し、高品質かつベトナム文化を色濃く反映した空港サービスを提供している。現在、ホーチミン市タンソンニャット国際空港で10のラウンジ、南中部沿岸地方カインホア省カムラン国際空港で2つのラウンジを運営しており、今後は南部メコンデルタ地方キエンザン省フーコック国際空港にも新たなラウンジを開設する予定だ。
これらのラウンジは、優れたサービスと上質な空間で国内外の乗客に評価されている。ムスリム用に設計されたベトナム初のラウンジ「ジャスミン(Jasmine)」も運営するなど、多様な顧客層に対応している。