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- スペースX上級副会長がチン首相と会見
- 「スターリンク」サービス展開に意欲
- 既に世界100か国以上でサービス展開
米国の航空宇宙メーカーであるスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX=SpaceX)のグローバルビジネス担当上級副会長のティム・ヒューズ氏はこのほど、ハノイ市でファム・ミン・チン首相と会見した。
同氏はこの席で、同社の衛星インターネットアクセスサービス「スターリンク(Starlink)」をベトナムで提供する用意があると語った。またヒューズ氏は、同サービスをベトナムの全人口に普及させるために、インフラ整備をはじめ、その他の必要な条件を整えることをベトナムに提案した。
これを受けたチン首相は、スペースXの提案を大いに歓迎し、プロジェクトの展開を促進すべく、関連機関・組織と連携するよう推奨した。また首相は、技術移転や人材育成、地場企業との協力強化などでベトナムを支援するよう同社に求めた。
なお、スペースXは2020年10月から米国で「スターリンク」の提供を開始。現在までに世界100か国・地域以上で300万人近くの顧客にサービスを提供している。