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- 森林被覆率が20年までに42%に増加
- グリーン分野向けに90億USD誘致
- グリーン分野は40万人の雇用を創出
米国デュアル・シチズン社(Dual Citizen)が先般発表した「世界グリーンエコノミー指数(Global Green Economy Index=GGEI)」2024年版によると、ベトナムは調査対象となった160か国・地域中79位だった。これは、ベトナム資源環境省がハノイ市で27日に開催したグリーン経済フォーラムで明らかにしたもの。
グリーン成長に関して、ベトナムは世界245か国・地域中で73位、アジアの50か国・地域では16位にランクインした。
同省傘下の資源環境政策戦略研究所(ISPONRE)のグエン・ディン・トー所長は、この結果について、森林被覆率を2018年の約39%から2020年に42%へと引き上げる努力をしたこと、さらにグリーン分野向けに90億USD(約1兆4300億円)を誘致したことによるものが大きいとしている。
しかし実際には、ベトナムのグリーン分野は40万人以上の雇用を創出しながらも、全業種の1.1%にとどまり、中国の6.7%やフランスの3.3%を大きく下回っているのが現状。近年、ベトナムのグリーン経済成長は年平均で約▲10~12%のマイナス成長となっており、現在の規模は経済規模の4~4.5%と推定され、環境負荷が大きい20世紀型の「ブラウン経済」が依然として経済規模の95%を占めている。