イメージ画像 写真の拡大 |
- 韓クレバースと越キエングルが事業提携
- 現地幼稚園でクレバース提供の授業開始
- キエングルの教育サービス利用者約7万人
韓国の教育企業クレバース(Creverse)は、ベトナムの同業キエングル(Kien Guru)と提携し、ベトナム全土の公教育や塾などの教育機関に向けて教育サービスを提供する。
クレバースは今回の契約で、同社が持つ各種教育カリキュラムのほか、オンライン教育コンテンツ「i-Learning」や教材までベトナム市場に提供することを決定した。
手始めに6月から、現地の幼稚園でクレバースのプログラムを使用した英語授業、および「i-Learning」を使用した授業を開始する。
クレバースは2014年から、英語学校「エーパックス・リーダーズ(Apax Leaders)」を運営するエーパックス投資ホールディングス[IBC](Apax Holdings)とパートナーシップ関係にあった。しかし、IBCの商圏はベトナム北部に限定されていたことから、同社の教育カリキュラムの独占提供契約を解除。東南アジアでの市場拡大を狙い、キエングルとの提携に至った。
一方、キエングルによる教育サービスの利用者数は、2023年時点で約7万人に上る。付加価値の高い教育企業としての位置付けを狙う中、ベトナムでの成功事例を持つクレバースとの提携に至ったという。
なお、キエングルは2019年から、インドネシアの教育企業ルアングル(Ruangguru)の傘下となっている。ルアングルは同社のオン・オフラインの教育サービスで、約4000万人の登録者を確保している。