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グエン・スアン・フック首相は4日開催の政府定例会合で、外貨準備高(ゴールド含まず)が920億USD(約9.8兆円)に上っており、年末までに1000億USD(約10兆6000億円)となり、前年末から+200億USD(約2兆1000億円)増加する見通しを明らかにした。
ベトナム国家銀行(中央銀行)は8月初めから、外貨準備高を積み上げるため外貨を相次ぎ買い入れている。ただし、公開市場操作(OMO)の一つである売りオペを実施し、市中から通貨ドンを吸収する動きはないと見られる。
この背景には、中央銀行が新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済振興策として、金融緩和政策を堅持していることがある。