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世界第2位の石油エネルギー企業であるオランダのロイヤル・ダッチ・シェルがベトナム市場からの撤退を発表した。12日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
同社はこのほど、シェル・ガス・ハイフォン合弁株式会社の株式79.6%およびシェル・ガス(LPG)ベトナムへの出資持分全額をタイのサイアムガス社に売却。これにより、シェルブランドのベトナム市場からの消滅が決定した。
シェルのベトナム市場への定着を妨げたのは、いくつかの要因が重なったものだが、主な理由としては、シェルブランドの使用済み空ボンベが違法ガスの販売に利用され、シェルブランドの偽造ガスが国内市場に広く流通したことなどが挙げられる。