国際通貨基金(IMF)はこのほど、「2012年のベトナム経済予測」を発表した。それによると、国内総生産(GDP)成長率は6%未満、インフレ上昇率は1桁に収まると予想している。トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
また、2015年における対GDP財政赤字比率が2.25%まで低下すると予測。IMFは「ベトナム政府はインフレ抑制およびマクロ経済の安定化のために、財政政策を適度に緩和し調整していく必要がある」としている。
IMFはこの他、ベトナム国家銀行(中央銀行)が外貨準備高の積み上げに注力し、年末までに2~3%程度の通貨ドン切り下げを実施するという方針について高く評価した。