英国格付け大手のフィッチレーティングスは27日、ベトナム経済が安定軌道に乗り始めたという見方を示した。ベトストックが報じた。
フィッチによると、政府が昨年打ち出した議決第11号による政策効果により、ベトナムの貿易収支とインフレの状況が好転してきている。また同社は、貿易赤字額の減少はこれからも対ドル為替レートの安定とインフレの緩和に大きく貢献するだろうとの見解を示した。
同社は現在、ベトナムの信用格付け判定を「B+」、見通しを「安定」としているが、今後も議決第11号の政策遂行と効果を見守っていく方針だ。