ホーチミン市では現在、3~5つ星ホテルにおける1日当たり宿泊料金が前年同期比で少なくとも10%以上、小規模な宿泊施設でも前年同期比5%下落している。20日付サイゴンタイムズ紙(電子版)が報じた。
ベトナムでは例年、4月から9月までの期間中に外国人訪問者数が減少することから、市内にある宿泊施設の宿泊料金は同期間中を通して値下がりする傾向がある。また、3~5つ星の高級ホテルは部屋数が多いことから、オフシーズンにおける稼働率を上げるため、宿泊料を大幅に引き下げる顧客獲得競争が熾烈化している。
これに加え、今年は3月に震災に見舞われた日本からの宿泊者の大幅な減少も宿泊料金下落の一因とされている。