英製糖大手テート・アンド・ライル社は、ベトナムでの製糖事業を売却する計画だ。同社は製糖事業から全面的に撤退し食品加工事業に移行する計画を進めており、ベトナムのゲアン・テート・アンド・ライル製糖工場は、同社が最後に売却する製糖工場だという。
同製糖工場は日産能力1万6000t。投資額は1億2000万ドル(約100億円)で、テート・アンド・ライル社が75%、タイの製糖大手ミトポン(Mitr phol)社が5%、ベトナム企業が20%を出資している。
テート・アンド・ライルは現在、株式売却に関するコンサルティングを行う銀行を選定中で、銀行を通して来年3月末までに売却先の相手を決める予定。