商工省はこのほど、農業農村開発省との間で今年の塩輸入量を約26万トンとすることで合意したと明らかにした。塩は政府の保護を受けている製品で、政府が毎年輸入量の上限を決定している。
昨年は南部と中部で天候不順な日が多かったため、塩田面積が1万4476ヘクタールと前年に比べ16%近く増加したにもかかわらず、生産量は前年比5%減の80万トンにとどまった。農業農村開発省によると、全国の塩需要量は年間130万トンで、不足分を輸入しなければならないという。輸入量は2007年に13万8000トンだったが、2008年と2009年は23万トンに増加している。