( 前回 のあらすじ)
ダナンに来てから、色々忙しくしていて、しばらくトレーニングから遠ざかっていたため、 すっかり 堕落したデブ となり果てた佐井でしたが、なんとか重い腰を上げて、ダナンの格安ジム Gym-Fitness Ng?c Tâm(ジム・フィトネス ゴックタム) にやってきました。
どすこい!
今回はダナンで一緒に仕事をしている中森君と一緒に来ています。
イケメン中森君
前回 は1階の片隅で異様な妖気を放つ階段前に立ったところで終了しましたが、遂にこの階段を上る時が来ました。
「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」――川端康成の小説「雪国」の一節ですが・・・
コツ・・・コツ・・・コツ・・・コツ・・・・
じゃーん
「階段を抜けると、そこは裸国だった」 ――裸の野郎だらけの危ない空間が待っていました。
正直、いい体してるのかどうか微妙な野郎どもです。
少なくとも、ジム内に張り出されている筋肉むきむきポスターのような体ではない面々が、上半身裸で一心不乱にトレーニングしています。
2階はフリーウェイト系のトレーニングエリアでした。
フリーウェイトトレーニングエリアといえば、一般人には立ち寄りがたいエリア。
僕もジムでトレーニングを始めたばかりの頃、タンクトップ姿でムキムキのトレーニー達が、 「ヴゥ―ヴゥ―」 という異様なうめき声をあげながらトレーニングしたり、時折鏡の前でポージングしたりする姿に、激しく威嚇されて委縮したことを覚えています。
しかし、そんな僕も、すでに10年を超えるトレーニング歴を重ねるうちに、 「ヴゥ―ヴゥ―」 と威嚇するほうの立場へと変化しました。
ちなみに、このエリアには
ダンベルに取り付ける用のウェイトをセットする ハンマーストレングス タイプの上級者向けマシンがラインアップされています。さすが裸国!!
「北斗の拳」で言えば 修羅の国 に該当する危険なエリアです。
というわけで、早速トレーニング。
北斗琉拳第三の羅将 的位置付けの中森君がベンチプレスを始めます。
やはり真剣にトレーニングしている姿っていいですね。
さらに顔アップで一枚。
ちょっとテレてる(永瀬匡さんに似ている気がするby編集部)
このジムには、ベンチが斜め上がりのインクラインベンチがあります。
そして、斜め下がりのデクラインベンチもあります。
ベンチプレス用のデクラインベンチが置いてあるジムは、ジム歴10年を超える佐井でも初めて見ました。
2階のエリアには、ベンチプレス台だけで5台もあります。
そして、 ベンチプレスをやっている人の裸率が高いです。
どうやら、ベトナム人裸トレーニーには、 胸筋が大人気 のようです。
こちらはダンベルエリアです。
片付け方がイマイチ、イマニ、イマサンな状況ですが、最大40kgまで色々なダンベルがあります。
早速40kgのダンベルを使用して、佐井が シュラッグ をしてみます。僧帽筋を鍛える肩の筋トレです。
ちなみに、佐井は元々肩こりがひどかったのですが、 シュラッグをするようになってから肩こりが無くなりました。
肩コリ持ちの方にはおススメのトレーニングです。
他にも、太ももを鍛えるためのレッグプレスマシン、スクワットマシンなど、色々な上級者向けマシンが所狭しと置いてあります。
やはり、2階はかなりの妖気あふれる危ないエリアでした。
でも、上半身裸であることを除けば、日本のジムのフリーウェイトエリアより威圧感はないです。
初心者の方も、勇気を出して足を踏み入れてみてください。
と、危険な空間はここまでにして、階段を下りて1階に戻ります。
裸国と違ってマイルドな雰囲気でほっとします。
こうしてみると、1階は2階に比べて初心者向けのマシンが置いてある感じで、初めてでも安心してトレーニングできるようになっていようです。
但し、このジムには、 エアコンが無い!
昼間に行くと熱くてトレーニングに集中できないのですが、そこは格安ジムなので仕方ないでしょう。
早朝か夕方以降が涼しくなってから行くことをおススメします。
ちなみに、ジムの傍らには、こんな秤が。
昔、佐井がコンビニでアルバイトしていたころ、こんな秤で宅急便の重さ量ってたなぁと、ノスタルジーに浸っていたのですが・・・
何と、トレーニング中の人たちがこの秤の上に乗って体重を量っていくではないですか。
この秤、体重計として利用されていました。
上に載ると針が見えないので、一人では計測できない。
よくよく見てみると、量れるのは100kgまで。
え、100kg、デブは計測不可能じゃないか・・・・。
何はともあれ、ダナンのローカルジム、激安なのにマシンや機材はとても充実していて、佐井も大満足なジムでした。
興味があれば、是非利用してみてください。