- 結婚式でもAIやドローンの導入がトレンド
- ウェディングツーリズム市場規模900億USD
- 1~5月期にインド人カップル4組の披露宴
南中部沿岸地方ダナン市観光局は5日、2024~2025年期のウェディングツーリズム発展計画と観光客誘致パイロットプログラムを発表した。
(C) dantri |
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世界ウェディングプランナーズ会議議長のリサ・ビエガス(Lisa Viegas)氏によると、今年の結婚式のトレンドは、デザインへの人工知能(AI)の導入やQRコードの利用、ドローンによる撮影など、テクノロジーを利用するプランが好まれているという。
世界のウェディングツーリズムの市場規模は900億USD(約14兆1000億円)で、2022年以降アジア太平洋地域が年+16.48%のペースで伸び、全体の40.52%を占める。インドネシアやタイ、インド、ベトナムがウェディングツーリズムの目的地として注目されている。
ダナン市観光局は、国内では高所得のカップルや有名人のカップル、海外ではインドや北東アジア、越僑のカップルをウェディングツーリズムのターゲットに据え、2年間パイロットプログラムを展開する。市内のホテルやリゾートで50人以上の規模で披露宴を行うカップルに、特別な優遇措置を適用する。
市内では2023年に約100件の披露宴が開かれ、計2万4000人が出席した。1件当たりの収益は2億~3億VND(約122万~184万円)だった。2024年1~5月期には、インド人カップル4組の披露宴が開かれ、1200人余りが出席した。また、26組のカップルからウェディングの相談を受けたという。