- 新たに発見された洞窟の総延長は3550m
- 最長の洞窟はオンザウ洞窟で572m
- さらなる調査・研究を行う必要
北中部地方クアンビン省の世界自然遺産フォンニャ・ケバン国立公園管理委員会は14日、3月に英国・ベトナム洞窟探検隊と協力して同省内の洞窟を調査・探検した結果、22本の新たな洞窟を発見したと発表した。
(C) nhandan |
調査したのは、新たな洞窟22本と追加調査対象の3本の洞窟で、総延長は3550mだった。洞窟の長さは30~572mで、最長はトゥエンホア郡ラムホア村のオンザウ洞窟(572m)、次いで同国立公園内のハンバー洞窟(516m)、同ブックフン洞窟(430m)、同12/2ズリー洞窟(404m)の順。洞窟の高さは46~55m、深さは32~154m。
同国立公園管理委員会は、探検隊が発見した洞窟は位置や概略が分かっているだけで、そのためさらに調査・研究を行って洞窟の保存や持続的利用について適切に判断する必要があるとしている。
同国立公園では、新たな洞窟の発見が相次いでいる。2023年4月には総延長11.7kmの22本の新洞窟の発見が発表されたほか、2020年4月にも総延長1万0491mの12本の新洞窟が発見されたとの発表があった。