ホーチミン市商工局は現在、同市のチョロン地区にナイトストリートを設置する案について、ホーチミン市人民委員会への提出に先立って関連機関に意見聴取を行っている。
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これは、同市の5区、6区、8区、11区に跨るベトナム最大の中華街として知られるチョロン地区のうち、6区のビンタイ市場の周辺に位置するグエンフウタン(Nguyen Huu Than)通り、タップムオイ(Thap Muoi)通り、レタンケー(Le Tan Ke)通り、チャンビン(Tran Binh)通りの4つの通り、総面積1500m2のエリアでナイトストリートを展開するもの。
毎日18時から、飲食店や土産物店、文化交流ステージなどを展開する計画だ。エリア内には23台のキッチンカーを設置し、このうち9台は昔のチョロンをイメージしたデザインで、中華料理を提供する。ナイトストリートには毎晩約2000人が訪問する見込みで、併せて駐車場・駐輪場の設置や公衆トイレの設置・改修も行う。
6区人民委員会は、ナイトストリートを2段階に分けて展開することを提案している。2023年末にかけて市民に意見聴取を行い、同市人民委員会に同案を提出し、投資家を選択する。次の5年間は実際にナイトストリートを展開し、定期的に評価し、適宜調整を行う。
6区人民委員会は、チョロンナイトストリートはビンタイ市場を中心とする文化活動、商業、サービス、娯楽、観光の新たなスポットとなり、地元の夜間経済(ナイトタイムエコノミー)の発展にも貢献すると期待を寄せている。
現在、ホーチミン市には、歩行者天国として1区グエンフエ(Nguyen Hue)通りと1区ブイビエン(Bui Vien)通り、飲食街として4区ビンカイン(Vinh Khanh)通りと6区ハウザン(Hau Giang)通り、10区クアンチュン(Quang Trung)通りと10区ホーティキー(Ho Thi Ky)通り、3区グエントゥオンヒエン(Nguyen Thuong Hien)通りがある。また、フーニュアン区のファンシックロン(Phan Xich Long)通りにも飲食街を設置する計画がある。