カナダの旅行雑誌「ザ・トラベル(The Travel)」はこのほど、「東南アジアで絶対に行くべき壮大で冒険的な目的地10選(10 Epic & Adventurous Places In Southeast Asia You Must Visit)」を発表した。
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ベトナムからは、ホーチミン市のクチトンネルが8位に、東北部地方クアンニン省のハロン湾が9位に選ばれている。
クチトンネルは、ベトナム戦争中に南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)によってゲリラ戦の根拠地として作られたもので、カンボジアとの国境付近までトンネルが張り巡らされていた。地下3階層からなり、戦闘区、居住区、台所、医務区などに分かれている。全長およそ250kmで、現在はこのうち約200mが一般公開されている。
ハロン湾は「海の桂林」とも呼ばれ、面積1553km2の湾に顔を出す大小約3000もの奇岩群と、多数の鍾乳洞が美しいベトナムの一大観光地。1994年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に登録された。2000年には登録範囲が拡大され、現在は443km2の核心地域(コアゾーン)内の775の奇岩群が世界遺産となっている。
「東南アジアで絶対に行くべき壮大で冒険的な目的地10選」は以下の通り。
1位:マンタポイント(インドネシア)
2位:アーントーン諸島国立海洋公園(タイ)
3位:ルアンパバーン(ラオス)
4位:パラワン島(フィリピン)
5位:バトゥ洞窟(マレーシア)
6位:エラワン滝(タイ)
7位:モンキーフォレスト(インドネシア)
8位:クチトンネル(ベトナム)
9位:ハロン湾(ベトナム)
10位:アンコールワット(カンボジア)
ハロン湾については、ベトジョーライフ(VIETJO LIFE)の「世界遺産(1)ハロン湾~長い歴史を秘めた伝説の地~」を参照。