ベトナムの李(リー)朝(1009~1225年)初代皇帝のリー・タイ・トー(李太祖=Ly Thai To)の末裔にあたるリー・スオン・カン氏が、韓国ベトナム観光大使を再任することが決まった。任期は2021年から2024年までの3年間。
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カン氏は、2017年から2020年まで同職を務めており、任期終了後も再任を希望していた。今回、ベトナム文化スポーツ観光省がこれを認める形で再任が決定。同氏は、再任が認められた場合、観光大使として、両国間の観光分野の発展に向けた具体的な計画を提案する準備があるとしていた。
同氏は2019年以降、在韓ベトナム観光振興駐在事務所を開設して、ベトナム観光総局が韓国で文化観光フェスティバルを開催する際のサポートをしてきた。今年3月に開かれた同氏の再任を巡る会議では、任期中の積極的な活動が評価され、投票の結果、賛成100%で再任が決定していた。
2020年中は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響もあり、当初の計画通りに事が進まなかったが、この間も同氏はオンラインなどで両国の観光PRに努めてきた。
カン氏は1958年に韓国のソウルで生まれ、リー・チャン・クン(Lee Chang Kun)の韓国名を持つ。2010年に家族とともにベトナムへ帰化。同氏はリー・タイ・トーの31代目の子孫にあたる。