ハノイ市のベトナム美術博物館(Bao tang My thuat Viet Nam)は22日、マルチメディアアプリ「iMuseum VFA」を公開した。高品質の画像で作品を紹介したり、音声やテキストで作品を解説したりする機能があるほか、展示物の配置場所や展示概要図などを確認できる。
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「iMuseum VFA」アプリはiOSとAndroidに対応しており、スマートフォンやタブレット端末で利用できる。アプリ利用料は1回当たり5万VND(約235円)で、現在8言語(ベトナム語・英語・フランス語・中国語・日本語・韓国語・スペイン語・イタリア語)に対応している(ドイツ語を追加予定)。
このアプリは、ベトナム美術博物館とベトナム・モバイル・アプリケーションソフトウェア株式会社(VINMAS)が2年以上をかけて共同開発したもので、2020年12月から試験運用を実施していた。ベトナム美術博物館のグエン・アイン・ミン館長は、参観者のアート鑑賞の質を深めることがアプリ開発の主な目的だと説明している。
文化スポーツ観光省観光総局のグエン・チュン・カイン局長はアプリの公開式典で、新型コロナ禍で人の往来が制限される中でのベトナム美術博物館によるアプリ開発を評価した。